top of page

  1. ​歯周炎・歯肉炎

  2. 歯内歯周疾患

  3. 咬合性外傷

  4. 急性化膿性歯肉・歯周膿瘍

  5. 智歯歯周炎

あなたの現在の状態は

可能性があります

        

生活習慣病の一つで歯肉の腫張、発赤、出血、歯周ポケットの形成、歯の動揺などを特徴とする疾患です。また、最近では歯周病から糖尿病・心疾患・呼吸器疾患・低体重児出産など全身的な疾患に関係している可能性が示唆されています。

ー歯肉炎・歯周炎とはー

   

直接的な原因としてはプラーク(歯周病原性細菌)がありますが、環境因子(喫煙・ストレス・食生活・薬物など)、宿主因子(免疫・年齢・性別・全身疾患など)、局所的増悪因子(歯石や歯の形状、口呼吸などのプラーク増加因子およびかみ合わせ)が複雑に関わりあって生じる疾患です。

【原因】

 

まずは歯周基本治療としてブラッシング指導、ブラッシングでは取れない歯石やプラークの除去(スケーリング・ルートプレーニング:SRP)局所増悪因子の除去、かみ合わせの修正などを行います。それでも治らない場合は歯周外科治療を行います。その後歯周ポケットが健全になり、歯の動揺が収まった場合はメインテナンス、ポケットや動揺が残っていても病状が安定している場合はSPT(歯周病安定期治療)を行います。

【治療法】

ー歯内歯周疾患とはー

歯内疾患が原因で、歯髄壊死、壊疽が生じ、感染根管から根尖性歯周炎に移行しそこから歯根に沿って周囲の歯周疾患が破壊された状態のこと。
打診痛、歯の動揺、出血などを生じる。

   

           感染根管の治療を優先し、

ポケットの状況により歯周治療を行う。

【治療】

       

過度な咬合力が歯周組織に起こる病的変化のことで、歯の動揺、咬合痛、知覚過敏などを生じます。
一次性・二次性に分けられます。

ー咬合性外傷とはー

一次性咬合性外傷
健康な歯周組織に過度の咬合力が加わることで生じる歯周組織変化

【原因】ブラキシズム、食いしばりかぶせものが高い歯の早期接触食片圧入

【治療】
習癖の対策、マウスピースの装着、咬合調整

二次性咬合性外傷

歯周炎により歯の支持力が低下しているところに通常の咬合力が加わることで生じる歯周組織変化

【原因】歯周組織の破壊歯が少ないことによる咬合力の集中

【治療】歯周病の治療咬合調整、患歯の暫間固定

     

  機械的刺激や歯周病による慢性的な炎症が引き金となり急激に歯肉腫張・疼痛を生じる疾患です。

 急性化膿性歯肉・歯周膿瘍とはー

【原因】慢性的な浮腫や炎症により歯周ポケットの入口が狭くなっているところに魚の骨やブラッシングなどの機械的刺激や疾患や体調不良による抵抗力の低下によりポケットが完全に封鎖しできた空間に膿液が蓄積し生じます。この場合、激しい疼痛・打診痛・リンパ節の腫張を伴い、慢性化した場合は鈍痛や排膿路(フィステル)が生じます。

【治療】
まず応急処置として
1.排膿路の確保
2.患部の洗浄・消毒
3.抗菌薬・消炎鎮痛薬の投与

を行う。
その後、原因の除去(暫間固定や咬合調整、異物の除去)を行います。

​         

親知らずの周りの歯ぐきが腫れて鈍い痛みを生じた状態のことを言います。

20代前後の下顎智歯に多く認められます。

ー智歯周囲炎とはー

【原因】親知らず周囲はほかの歯に比べて歯ぐきがはれやすい環境にあります。通常、歯周ポケットは隙間が狭いためプラークは侵入しづらいのですが、親知らずが斜めに生えていたりすると隙間が大きくなりその隙間から細菌が繁殖しやすくなってしまいます。そんななか、歯周病が進んだり、体の抵抗力が低下したりすると炎症が起こり鈍い痛みを生じることになります。重篤な場合、開口障害、嚥下痛を生じ、さらに排膿、顔全体が腫れることもあります。

【治療】
急性化膿性歯周膿瘍と同様に

 

まず応急処置として
1.排膿路の確保
2.患部の洗浄・消毒
3.抗菌薬・消炎鎮痛薬の投与

を行う。
その後、原因の除去(暫間固定や咬合調整、異物の除去)を行います。

bottom of page