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​   ’象牙質知覚過敏

 

       または’虫歯の取り残し

 

         または’熱による歯髄炎’

 

​              

あなたの現在の状態は・・・

の可能性があります。

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知覚過敏は歯の表面部分のエナメル質が何らかの原因で傷つき、削れてしまう事によって象牙質が露出し、象牙質にさまざまな刺激が加わって、象牙細管⇒歯髄神経⇒脳に刺激が伝わり、「ズキン!」といった歯がしみる症状へと繋がります。

ー象牙質知覚過敏とはー

​   

象牙質知覚過敏症の原因は、まだ不明な点も多いですが、主として象牙細管の開口によって、細管内の組織液が動き神経を刺激することという動水力学説が広く受け入れられています。

 

細管内の組織液の移動は、エナメル質の欠損、歯頸部歯肉退縮などによる根面露出を引き起こす様々な事象に由来します。

<原因>

​ー知覚過敏用歯磨き粉を使うー

知覚過敏は1日も早く歯科医に行って診察を受ける事が大切ですが、忙しい人にとってはなかなか歯医者さんに行く事もできないかもしれません。
 

そんなときに自宅で試したいのが『知覚過敏用歯磨き粉』、いわゆる「シュミテクト」などの知覚過敏用の歯磨き粉は、硝酸カリウム(カリウムイオン)という薬用成分が露出した象牙質をカバーし、象牙細管へ刺激が伝わらないようにし、使用を続ければ「歯がしみる」症状が緩和される事が期待できるのです(使用をやめれば再び歯がしみる可能性はあります)。


症状が軽ければこのような歯磨き粉を使用するだけで症状が改善、解消することも珍しくありませんが、1~2週間ほど知覚過敏用歯磨き粉を使用しても効果がなかった場合は虫歯の可能性もありますし、知覚過敏+歯周病の可能性も十分考えられますので、自宅でのケアを諦めて1日も早く歯科医に行きましょう。

​ <自宅でできる対処法>

         

動水力学説に基づき、象牙質表面を被覆する方法や、象牙細管を閉塞させることにより、刺激を遮断することが処置の基本方針となります。

①薬物の塗布(塩化亜鉛硝酸銀アンモニア銀フッ化ジアミン銀フッ化ナトリウムタンニン・フッ化物、塩化ストロンチウムパラホルムアルデヒド等)

②象牙質の被覆(グラスアイオノマーセメントレジン、高分子被膜、バーニッシュなどにより、露出象牙質を被覆する[3]

③レーザーによる神経の鈍麻や、象牙質の溶解、組織液の凝固など。

④イオン導入法亜鉛イオンフッ素イオン))

⑤抜髄処置(他の手段で症状が消失しない場合)

<治療法>(知りたい人向け)

ー急性歯髄炎とはー

      

歯髄炎は歯の中の歯髄(神経や血管などで出来た歯の骨髄みたいなもの)が炎症を起こして腫れている状態です。歯髄炎による激痛になると夜も眠れないほどになることもあります

​ー歯髄炎を起こした乳歯ー

​歯科医師国家試験より抜粋

​       

①痛み止めを飲む

自宅で急に歯髄炎による激痛が出た場合は、我慢せずに痛み止めをのんでください。おすすめなのがロキソニンSです。歯医者で出される痛み止めとほぼ同じ成分です。また、昔から使われているバファリンなども胃腸が弱い方には効果的です。

 

②歯髄炎の歯を冷やす

歯髄炎は血液の流れが痛みの原因になります。痛い歯を冷やすことによって血液の流れを少なくすると、痛みが軽減します。頬側から冷えピタ、歯を水や氷で冷やすと痛みを抑えることができます。

③噛まないように安静にさせる

歯髄炎によって噛むと痛みが出ている人は、歯に刺激を与えないようにしてください。炎症が歯髄だけでなく歯の周りにある歯根膜(しこんまく)まで広がっているため、噛むと痛みが出てしまいます。歯が浮いたような感じになり、噛みにくい方は高カロリーゼリーなどで栄養と水分を摂るようにしてください。

<自宅でできる対処法>

抜髄法

まず、この処置は痛みを伴うために局所麻酔が必須である。処置を行う歯牙に齲蝕がある場合、まずその除去を行うことが優先される(歯周病や便宜的な目的で抜髄を行う場合はこの限りではない)。そして齲蝕等の処置が終わったら歯髄への穿孔を行う。穿孔の場所や方向は、歯牙の種類によって異なり、口腔解剖学の熟知が必要である。またこの時に歯牙が植立している方向や歯髄の石灰化の程度を考えずに行うと、パーフォレーションの危険性を伴うので注意が必要である。

歯髄への穿孔が終わったら、髄室に存在する歯髄の除去と同時に天蓋の除去を確実に行う。髄角部では天蓋の取り残しがないよう注意する。有鉤探針などを使用すると、天蓋の取り残しは容易に発見できる。その後、複数根ある場合は歯髄の取り残しがないように気をつけ、根管口を発見し、根尖部までの歯髄の除去に努める。この時に歯髄の取り残しがあると、残髄炎などの不快症状につながる。抜髄が終わったら、またはそれと同時に根管拡大根管形成を引き続き行い、根管充填が適応できる状態にしていく。

また、歯内療法処置に際してはラバーダム防湿法を行うことが推奨されている。通法では局所麻酔の後にラバーダム防湿を行うとされているが、慣れていない者では歯髄穿孔時にパーフォレーションの危険性が大きい為に議論が分かれるところではある。

 

 

 

 

 

 

 

生活歯髄断髄法

生活歯髄切断法(せいかつしずいせつだんほう、vital pulpotomy)とは歯髄除去療法の一つ。歯髄疾患歯冠部の歯髄に限局している場合に、根管口部までの歯髄を除去し、歯根部の歯髄を存続させる方法。生活断髄法(せいかつだんずいほう)とも呼ばれる。根未完成歯においては、歯根部歯髄が生きているので、歯根の形成が続く。

<治療法(知りたい人向け)>

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