top of page

あなたの現在の症状は…

​の可能性があります。

慢性化膿性根尖性歯周炎

フェニックス膿瘍

歯内‐歯周疾患

フレアーアップ​

歯が割れている

   

根尖部に細菌刺激が波及し根尖部の骨が溶けそこに膿がたまり、歯茎に排膿している状態です。

膿の出口はあるので自覚症状は少ないですが歯が浮いた感じや咬合痛、打診痛を認めることもあります。

慢性化膿性根尖性歯周炎とはー

【原因】

歯髄腔内の細菌感染。急性化膿性根尖性歯周炎からの波及

【治療】

感染根管治療

     

慢性化膿性根尖性歯周炎の再急性化。体力低下で免疫力が低下したときに生じた症状をいいます。激しい自発痛、咬合痛、顔の腫れが生じます。

ーフェニックス膿瘍とはー

    【治療】

まずは急性症状の沈静化を図り

1.患歯の安静

2.抗菌薬の投与

3.感染根管治療(可及的に細菌や汚染物質を取り除くことが重要)

ー歯内‐歯周疾患とはー

       

歯内疾患が原因で、歯髄壊死、壊疽が生じ、感染根管から根尖性歯周炎に移行しそこから歯根に沿って周囲の歯周疾患が破壊された状態のこと。
打診痛、歯の動揺、出血などを生じる。

【治療】感染根管の治療を優先し、ポケットの状況により歯周治療を行う。

       

フレアーアップ(flare-up)とは、慢性根尖性歯周炎などに対する感染根管治療により引き起こされた、急性根尖性歯周炎のことである。

ーフレアーアップとはー

【原因】

  • オーバーインスツルメンテーション(根尖孔外へのファイル穿孔)

  • 根尖孔外への感染物質の押し出しによる細菌的刺激

  • 根管洗浄剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)の根尖孔外への溢出

  • 根管貼薬剤による刺激

などが挙げられるが、感染根管治療ではどうしても生じうる現象でもある。

​【治療】

フレアーアップを生じさせてしまった場合は,ラバーダム防湿下で十分に排膿させた後,根管内を清掃し,仮封を行うのが最良の応急処置である.また抗菌剤および鎮痛剤の投与を行う.

          

歯が割れる、歯根破折が起きると、

神経がある歯が割れると、初期症状として歯がしみたり、噛むと痛かったり、症状がすすむと何もしなくてもズキズキ痛んだり(いわゆる、虫歯などの神経炎症状態の痛み)します。

神経がない歯であれば、破折部から細菌が入り込み、歯肉が腫れたり、膿がでたりします。歯が割れる事はある日突然起きる事が多く、確立した治療法もなく、非常に厄介な症状です。

歯を失う原因の割合は歯周病が42%、むし歯32%、その他13%、歯根破折11%、矯正1%という報告があります。つまり、歯周病、虫歯、のリスクがない方、歯は健康でなんでも噛める方にとっては歯根破折が一番のリスクとなります。

 

ー歯が割れているー

歯が割れる、歯根破折の原因は、

    1. 歯根の強度低下:神経をとって長期に経過している脆弱な歯、残存歯質が少ない歯

    2. 過度な力:歯ぎしり、くいしばり、ブリッジや入れ歯の支えとなっている、転倒なので外傷、硬いものを噛む

    3. 不良な修復物:応力を集中させるような形態のコア(土台)や詰め物、硬すぎる金属の使用。

    4. 緊密なかみ合わせ:奥歯のかみ合わせが良く、上下で緊密にかみ合っている。

    5. 歯根と骨の癒着(ゆちゃく):歯の神経をとって長らく経過している歯に起こりやすい症状です。

歯が割れる、歯根破折の治療は、

治療は、まず破折がどこで起きているのかを確認します。クラウンなどが被さっていればそれをはずしますし、歯根破折の状況を確認しますし、大きく歯肉が腫れていれば歯肉に麻酔を行って歯肉を切り開き、膿をだし、その場で破折状況を確認します。神経がない歯に破折が起こると、感染根管と似た症状がでるのでその際は見極めが大切です。

歯根破折は理論的に感染源を除去して、再感染しないように歯科材料で破折部を接着などで密閉できれば治ります。しかしながら現在の歯科医療で歯根破折に対して、完全に感染源を除去をし、完全に破折部を接着して閉鎖し、破折を治療する確立した方法はありません。多くの場合は破折した歯を抜歯をして、欠損治療を行う事になります

bottom of page